為替相場の歴史
為替相場の歴史は長いのですが、現在のFX取引などでの為替相場は、1971年にニクソンショックというものがあって、それが始まりだと考えた方がいいでしょう。
それまでは、固定相場制といって、ドルに対して円は、一ドル365円だと決まっていましたが、1971年当時、日本は高度成長期に入っていて、大発展を続けていて、アメリカに工業製品を、雨あられのように輸出をしていたために、アメリカの国内の産業が大打撃を受け、貿易赤字もふくらんでいっている最中だったのです。
このため、1971年当時の大統領であるニクソンが何度もこの体制を是正しようとして日本に警告を出しても日本が従わなかったため、ついにニクソンショックというものを仕掛けてくるようになったのです。
このニクソンショックが起こった日をさかいにして、ドルは金との交換停止をおこないましたので、そのためドルと円の固定相場というものが崩れました。
それまでは、ドルはいつでも金に交換できるという安心感を基にして、1ドル365円の固定相場が実現していたのですが、この日以降はドルは国際基軸通貨としての地位を大きく変えてしまったのです。
そうして、ドルは主要通貨に対して、切り下げになったのですが、それでも、アメリカの貿易赤字はそれほど減りませんでした。
このため、各国はなし崩し的に、為替変動相場制に移行していき、ついに1976年の1月、ジャマイカのキングストンというところで行われたIMF暫定委員会で正式に決まったのが、変動相場制ということになりました。
これが現在の為替相場の始まりというものです。